メッセージ

平成22年9月 糖尿病の新薬

最近、10年ぶりに新しい作用機序の糖尿病の薬が発売されました。
血糖値をコントロールする、「インクレチン」という小腸から分泌されるホルモンがあります。
そのホルモンの働きを持続させるため、そのホルモンを分解してしまう酵素の働きを抑えよう、という薬です。(DPP-4阻害薬)
1日1回の内服で済み、また多くの国ですでに使われていて低血糖などの副作用も少ない、といわれています。
膵臓を保護する働きも期待されています。
様々な合併症を引き起こさないために、HbA1Cを6.5以下に保つよう、がんばりましょう。