平成21年5月　CKDって？

最近注目されているCKD「慢性腎臓病」をご存じですか？腎臓は血液をろ過するフィルターの役割を担っていて、その腎臓の働きが少し悪なっていたり、蛋白尿が続けて出ていたりする状態をいいます。進行して機能不全になってしまうと、人工透析や腎臓移植が必要になります。
さらに、CKDは心筋梗塞や脳梗塞の危険性も高めることがわかってきました。日本の成人の8人に1人があてはまるともいわれていますが、初期には症状が出ないため、早期発見には血液と尿の検査が必要です。
腎臓・心臓・脳を守るために、禁煙や減塩、肥満の防止など生活習慣を改善し、危険因子になる高血圧や糖尿病、脂質異常症や高尿酸血症などは、きちんと治療しましょう。