現在わが国には、C型肝炎ウイルス持続感染者は150万人以上いるといわれています。しかし未だ感染に気づいていない方が多いのが実情です。肝臓は「沈黙の臓器」といわれているように、悪くなっても症状が出ないことがよくあります。慢性肝炎や肝硬変になるまで気づかず、さらに肝癌へ進展してしまう、という場合もあります。
感染は血液を介しておきます。過去には輸血や予防接種で感染したケースもありました。現在では、消毒を適切に行っていない器具を用いたピアスや入れ墨などのケースもあります。
感染しているかどうかは、血液検査でわかります。今まで検査を受けたことのない方は、ぜひ一度お受けになることをおすすめします。